桜龍の奴等


松井の指示を受けた 黒蝶下っ端は、乱雑にロープを切り 窓から外へとリュウキを投げていく。

「……おいっ、何してんだよ‼︎」

爽は叫んだ、それを見て "面白いものを見た" とニヤリ笑う松井。

爽は自分を椅子に縛り付けている縄を解き、

「俺も行くから。」

と先ほど リュウキが投げられた窓の方へと 飛び込んでいった。

……いや、吸い込まれていった と言った方が正しいのか。

"あんなにアッサリと逃げられるものなのか⁇
ガードが緩くないか⁇"

爽は松井の考えている事を先読みしようとした。

次の嫌がらせを早いうちに対処するために。

だが、あの松井の歪んだ考え、思考回路にはついていけず 頭を横に振り 爽は考える事をやめた。