桜龍の奴等


自分と同い年くらいだったから、今 あの時の少女もこのくらいにまで成長しているんだろうな……。

そう思い、名前を呼んだ。

「彩葉。」

普段、あまり呼ばない下の名前を爽に呼ばれた彩葉は驚いた。

「へぇっ⁉︎」

裏返った声に、笑う爽。

「ほら、教室に帰るぞ。」

爽は彩葉の頭をポンポンーと撫でた。