桜龍の奴等


更に言えば、莉乃がしようとしていることも。

止めようと、莉乃を止めようと思っている。
それでも、身体が動かない。

「もうね、生きていることが辛いんだ。
もう、嫌なんだ。」

「そんなこと、言うなよ……」

爽は消え入りそうな声で、呟いた。

「ゴメンね。」

莉乃は、崖の先端の方へと歩を進める。