桜龍の奴等


ザーッ、ザザーンー
海の音が静かに鳴り響いている。

「莉乃……」

爽は目の前にいる、 "元" 彼女の名前を呼んだ。

爽の声に少女は振り返った。

「……爽。」

莉乃は軽く笑い、爽の名前を呼んだ。

「ここのこと、覚えていたの⁇」

「あぁ、当たり前だろ。
ここは俺等の "初" デートの場所だからな。」