桜龍の奴等


「……なんだよ、これ。」

爽はその手紙に不吉なものを感じた。

「くそっ……」

吐き捨てるようにそう言ってから、爽はグシャーと手紙を掴んだ。

そして、莉乃の家を出て、一直線に。

ただただ、目的地まで一直線に走っていった。

自分の勘を信じて。