桜龍の奴等


「俺たちは黒蝶。
これから、俺たちの強化をするから……ん、まぁ そのままブラブラとぶら下がっていてくれ。」

降ってくる拳。
繰り出される脚。

逆さ吊りにされた爽はひたすらに耐えた。
気を失ったりしないよう、舌を噛みながら。

……一時間程たった。

爽はまだ意識を手放してはいなかった。
朦朧としつつある意識を頑張って 手放さないようにしていた。