それでも惚れてしまったの


「あれ、お前だけか?」
現れた人物は成田さんだった
少し心臓が活発化した
「そうですよ、珍しいでしょ?」
照れを隠してふっと笑った後
コピーした書類を取り上げた

「別に珍しくねえだろ、お前頑張ってるからな」

そう言って私の頬に冷たいものを当ててきた
咄嗟に手で避けたらそのまま渡された

「この前の御礼な」

それをみてみるとイチゴミルクだった
案外可愛いものを買ってるなって思って
少し笑ってしまった

「疲れてる時には甘い物だろ?」
そう言って同じイチゴミルクを飲んでる成田さんがいつもと違うように映った