あれから定時で雪斗ちゃんを帰らせた
涙を堪えながら働く彼女を見ていられなかったからだった
喫煙所の前で待ち伏せし、山口さんに雪斗ちゃんの帰りを頼んでおいた
これが正しい事なのかどうかは分からないけれど、私にはそれしか出来なかった
菅原さんも居ない分少し帰りが遅くなるだろうけど、今日は夜のバイトがないから平気だった
私は気ままな独り暮らしだから、働くのは一番の暇つぶしになる
明日のミーティングで使う資料を大量にコピーしながら背伸びをしていたから、人の足音が聞こえてびっくりした
その後すぐドアをノックする音が聞こえ、ドアが開いた

