青い記憶


_____…かわ……きよ……




「清川!!」



「わっ!びっくりした〜」



「さっきからずっと呼んでんじゃん」




森本くんに頭をコツンと小突かれる。




「ごめん、ボーッとしてた」




ああ、なんか、この会話懐かしい。


晴くんに頭を小突かれて、私がボーッとしてたって言ったら馬鹿にされるの。



あの頃はいろいろ上手くいってたし楽しかったな〜…




なんて思ってたら、さっきまで横に立ってた森本くんが目の前の視界に入ってきた。




「今日の昼、あいてる?」




私の前の席に、私の方を向いて腰掛ける森本くん。




「あいてるけど?」



「じゃ、課題の礼、今日な」



「え、でもお弁当持ってきちゃったし」



「それは俺が食うから!」




じゃあな!と軽快に去っていく森本くん。



いやいやいや、俺が食べるからって。昨日言ってくれればよかったのに。



マイペースすぎる森本くんに苦笑だけど、そのノーテンキさに少し気分が軽くなる。




最近晴くんのことで頭がいっぱいだったから、どこか気分が晴れない日が続いてたけど、うじうじ考えててもしょうがない。