青い記憶


「なんかこうやってキッチンに並ぶの新婚夫婦っぽくない?」




晴くんが真剣な顔でケーキをお皿に並べながら聞いてくるから、思わず笑ってしまった。




「なに笑ってんだよ」




恥ずかしそうに私の肩を小突いてくる晴くん。




「ごめん、私も同じこと考えてたら晴くんが真剣な顔で言ってくるから笑っちゃった」




「なんだよ、新婚バカップルじゃん俺ら」




そう言って笑う晴くん。笑うと顔がくしゃってなる晴くんの表情が好き。



つくづく幸せだなと思う。




笑いあっていると、晴くんから触れるだけの甘いキス。小さなリップ音も、2人だけの家に僅かに響くから恥ずかしくなる。




お湯が沸いて、上の棚のティーパックを取ろうとしたけど、背伸びをしても手が届きそうで届かない。




それでも諦めずジャンプをして取ろうとしていると、ケーキをテーブルに置いて戻ってきた晴くんが後ろから手を伸ばして取ってくれた。




「亜美はチビだからな〜」




なんて頭をポンポンしながらティーパックを渡してくれる。




「も〜」なんて文句を言うけど、久しぶりの甘い晴くんにドキドキが止まらない。