初彼はプレイボーイ?!

「はぁ〜…疲れた。こんなことなら目覚ましもっとかけとけばよかった…」


あたりを見回しても、もう誰もいない。
それもそのはず、式まではあと10分くらい
みんなもう会場入りしてる頃だ。


「やばい!速くしないと!!」


慌てて会場に行こうとしたけど
ここで、重要なことに気づいた。



あたし、会場どこだか見てくるの忘れた!!!




「ど、どうしよう!どうしたらいい?
これじゃあ。本当に間に合わなくなる…」

どうしたらいいかわからず
あたふたしていると、急に後ろから声がした。


「そのリボンは…
もしかして、新1年?どうしたの?
もうすぐ入学式だよ?」


そう言われて、振り返ると
思わず見惚れてしまった。


ブラウンの瞳に形の良い鼻と口
それがバランスよく並んでいる。
瞳の色と同じさらさらの髪は
ワックスで