「島に帰ったら、諦めないといけないんだぁ。」



今度は
私が独り言のようにつぶやいた。





「・・・・・。」



ナツはなにも言わない。



再び、銀色の世界は静寂に包まれる。







「、それでユカはどうするの?」


「島に帰るよ。」



即答できる。
だって、




「私がこの決断をすることで、きっとウジウジ悩むよりいい結果がでるとおもったから。」





ずっと私に優柔不断なんてことばはいらなかったんだ。




「ユカ、俺の城にこないか?」


ナツは突然そんなことを言ってきた。