そんなこんなで近付いてくる学校。 周りには大分生徒が増えてきた。 私が登校する時間は他の生徒が多いから。 平均的にこの時間帯に登校する人が多いらしい。 「あ…っ!」 だから、彼もよくこの時間に登校してくる。 「拓人拓人!楢橋君いる…!」 嬉しくて思わず拓人のブレザーを引っ張った。