むかしむかし、

あるところに、

おじいさんとあばあさんが住んでいました。

おじいさんとおばあさんには子供がいなく、

いつもいつも、

おばあさんは

「ごめんなさい、ごめんなさいね」

と若いころからずっと、

言っておりました。

ところがある日のこと

おじいさんが山へ芝刈りに、

おばあさんは川へと洗濯に行った。

おばあさんが川で洗濯をしていると、

川上からドンブラコ、

ドンブラコと大きな桃と小さな桃が流れてきました。