「あっ!!君!!」 制服警官の制止を無視して、詩音は葵のもとに駆け寄った。 「詩音!来てくれたんだ……」 「何があったの?舞は!?」 「あなたは何?」 葵に事情を聞いていた女の刑事が、鋭い目付きで詩音をみた。 二十代前半くらいの若い女刑事だが、なにか威圧感がある。 詩音も負けじと言い返した。 「この子と被害者の子の友達です。」 「だから何?現場に入っていい理由でもあると思うの?」 言葉に詰まる。 彼女の言ってることは、正論そのものだ。