喫茶の謎解き意地悪紳士2



「世話になるって、俺がお前を世話するのか?」

「逆にそれ以外になにがありますか?」

綾華が怪訝そうに眉をひそめた。

まあたしかに、それはそうなんだが……。

「でも世話になるっていうのは、あくまで表面上のこと。私が阿部刑事の世話をするんです」

「……は?」

おいおい。この姉ちゃんは何を寝ぼけてるんだ?

刑事歴など、阿部の方がはるかに上だし、年齢もそうだ。

なのに自分が俺の世話をする?

「……俺はまだ介護は必要ねえぞ」

考えた挙げ句、出た言葉がこれだった。

案の定、綾華が頭の上に「?」を浮かべている。