喫茶の謎解き意地悪紳士2





「フフっ」

大学の中庭にあるベンチに座り、詩音は昨日のことを思い出していた。

「いらない」なんて言いながら、お土産のマグカップをもらってくれた。

素直じゃないんだから。ほんと。

「なーに?ニヤニヤして気持ち悪ーい」

突然声がした。

顔をあげると、葵が笑いながら立っていた。

「彼氏と良いことあったの?」

「彼氏じゃありません。葵は、なんでも恋愛に結びつけるよね」

葵が詩音の隣に座る。