喫茶の謎解き意地悪紳士2



「カッコいいこと言うじゃねぇか。」

「誰かさんの受け要りですよ。……それより、君、病院行かなくて平気なのか?」

叶亜が詩音を足から頭までじっくりとみた。

詩音の頬には銃弾がかすり、血がにじんでいる。

右腕の傷はパックリと割れ、身体中泥だらけだ。

「救急車をもう一台頼むから少し待っててくれ」

「あ、はい。ありがとうございます」

詩音が頭を下げると、阿部は手を上げて倉庫を出ていく。

「……でも、この頬の傷はあなたの撃った銃弾ですからね?」

「細かいことをいちいちいちいち……。」

「細かくないでしょ!ほんと、当たりどころが悪かったら大怪我ですよ」