車が停まると一番に下りたのは、やはり叶亜だった。 車イスで倉庫まで行く。 阿部も叶亜の後を付いていったが、倉庫のシャッターは閉まっていた。 シャッターを持ち上げてみるが、開かない。 「くそっ!!開かねぇぞ!どうする!?」 叶亜は切羽詰まったような顔で、空を仰いでいた。 雨が顔を濡らし、普段から整っている叶亜の顔はますますカッコ良くみえる。 そして何か思い付いたのか、綾華のもとへ駆け出した。 一言二言、何か言うと車を離れた。 嫌な予感がする。