その日、葵は大学の中で孤立していた。 あんなに友達がいた葵のもとに、今は一人も友達がいない。 「あの葵……」 詩音が話しかけても、葵はスタスタと横を通りすぎてしまう。 どうすればいいものか。 詩音は午後になると、食堂に向かった。 いつものうどんを頼み、トレイにのせていつもの席に行く。 ……が、しかし。 「おっ!やっと来たか!」 「遅いぞ」 ……なんで?