喫茶の謎解き意地悪紳士2



邪魔……。

その言葉が詩音の胸を深く突き刺す。

「だから、待っていてくれ。」

それだけ言うと、パタンと取調室の扉がしまった。

たしかに、友達である詩音が葵を守るために嘘を吐いたりしたら、捜査を撹乱するだけの……ただの邪魔者。

詩音がハァッとため息を吐いたとき、取調室の隣の部屋の扉を綾華が開けた。

「こっちに来なさい」

綾華に言われ、詩音は部屋に入った。

そこは、4畳半ほどの狭い部屋で、暗い雰囲気の部屋に小さな窓があるだけだった。

その窓の向こうは、取調室。

デスクを挟んで向かい合う葵と叶亜、阿部の姿があった。