「家に帰っても暇だし…それに謝りたいので。
ここにいても平気ですか?」

「平気よ。
あー私はもう戻らなきゃだけど、
あとはよろしくね」

「はい。わかりました。」

ーーー

こんな経緯である。

男の子はよく見ると肌が白く、まつ毛も長い。
髪の毛は染められてないような黒で、少しふわりとしている。

女の子みたいだな。と思った。

彩月君…と言っていたから男の子なのだろう。

「…ん…?」

「…あ、気づきましたか?」