みんなの自己紹介も無事?に終了し、先生が明日から使う教科書などを慣れた手つきで配っていく。王子君が振り返って、私に教科書を渡してくれる度に心臓が口から出てしまいそうで、でも嬉しくてどうしようもなかった。
今日は三年生初日ということもあり、授業は特になくて三時限目で放課となった。クラスで数名の女の子達に一緒に帰ろうと声をかけてもらい、その日は真っ直ぐ家に帰った。頭の中は王子君のことでいっぱいで女友達と話したことはすべて頭の中から消えてしまっていた。
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