「ね、王子くん。
どーかな??」

「オレはいいけど、人魚はいいの?」

「え?
選んでくれるなら嬉しいよ?」

(って私結局こんな風に答えるってことは王子くんといたいってことだよね…)

「じゃぁそーゆーことで!
あたしは帰るね!!
バイバイ♪」

「あ、うんっ
バイバイッ!」

颯爽と風のように蛍が去っていく。