優香ちゃん、拓海に似て意地悪さが増した??


拓海から誘ってくれたら、苦労しないのに。



拓海のバカーっ!!!


「本当にどっちも素直じゃないんだから。」

「えっ?」

何言ってんのよ、優香ちゃん。
どっちもってなに??


「何でもない。恋、実らせちゃえ!」

なんだなんだ??

時々分からない。
優香ちゃんの謎な発言。


そんなこんなで、ショッピングも終わり、家に帰る途中。

「雪美っ」

後ろから、拓海の声。

「拓海?」

会えたことに嬉しさを感じたけど、振り向くと同時に隠した。


「今日も会ってた?」

「会ってないよ。優香ちゃんといてた。」

「そっか。」 

「うん…」

何だろう?
いつもの拓海じゃない。