もう何やってんだろう。


はっきり言えなかった。
行ってほしくない。
私と過ごして。

そう言いたかった。


あー…もうっ!


「雪美ちゃん。チャンスだったのにー。」

優香ちゃんはそう言う。
分かってたもん。

「だってー。」

「誘ったら案外すんなり行ってくれると思うよ。先に約束入ってても。」

それはそれでどうなんだろ。


「来年は一緒に過ごせないかもよ?」

「えっ?」

「高校卒業したら、会える時間も少なくなるし。クリスマスなんて、仕事忙しかったりするじゃない。」

「うん…。」

そうだよね。

そうだと分かってるんだけど。




は~…。