よし、こうなったら高橋くん誘ってデートしてやるんだから!!


「高橋くん!」

「ん?どうしたの?」

「あっ、明日さ…空いてる?」

びっくりした顔で私を見る。

まさか私から誘うなんて思ってもみなかったのかな。


「もちろん。予定あっても、行くけどね。」

「あっ、そうなの?」

なんか重い…。

まぁでも、断られなくてよかった。

仕返しだ!
ヤキモチやかせてやる。



それを拓海に教えると、

「あっそ。よかったじゃん楽しんで来いよ。」

だって。
 
思ってたのと違うよ。
私、そんなこと期待してたんじゃないよ。


ヤキモチさえ、妬かなくなったの?

前は一緒に帰るなとか言ってたのに。


拓海のバカーっ!!!