「ぎ、ぎゃああああっ!!!」
あたしは思わず腰を抜かしてしまった。
「よっ!」
………いや、よっ!じゃねえよ。
人がいることは分かってたけど、まさか頭上にいるなんて。
「ふ、不法侵入は犯罪ですよ。出ていかれないなら警察に連絡しますけど。」
あんまり怖くなさそうな人だと判明したため、
なんとか冷静さを取り戻したあたし。
よしよし。いいぞ緋色この調子だ。
だけど、壁と天井の角にへばりついている変なイケメンは、
怯むどころか頭をポリポリ掻きながら言った。
「いいけど………それたぶん、君が頭おかしいと思われるだけだと思うよ?」

