「悠真の心臓、すっごいドキドキしてる…」 君に言われて、自分の心臓がすごい速さで脈打ってることに気付く。 「そりゃあ、二十年も好きだった人に抱きつかれたらそうなるよ」 僕は君の頭をもう一度撫でて、自分の舌と君の舌を絡ませた。 これ以上ないくらいに甘くて深いキスをする。 キスのあと、お互い少し落ち着いてから言った。 「フランスで一緒に暮らさないか?」 君は返事の代わりに、あの満面の笑みで僕に抱きついた。 今年は、十二年ぶりに最高のバレンタインデーになった。 Happy End.