嘘つきな背中に噛み痕をアゲル。


「でも私と幹太の問題に、貴方は関係ないよ」

私と幹太の関係がはっきりすれば、自分にも可能性があると夢を見てしまったのかもしれない。
でも、幹太はそんなに甘い奴じゃない。
一度決めたら、きっともう戻りきれない不器用な奴だと思う。

「関係なくない! 貴方が幹太さんに甘えているからです。そうやって守られて、幹太さんだけが我慢してるなんて、私には我慢できません」

「言葉はくれないけど、きっとあいつは晴哉が居ても居なくてもあのままで、きっといつかは私が勝手に傷つけて昨日みたいなことが起るようになってたんだ」

言葉をくれない幹太と、言葉を聞かない私は、一体どうやって分かりあえばよかったんだろう。

「私ね、幹太の良さを分かってくれてこうやって私に説教してくれる美鈴ちゃんがいて本当に嬉しい。ありがとうね」

「何で貴方なんかにお礼を言われなきゃいけないんですか! はっきり教えてください。幹太さんを好きなのか利用しているのかを!」