嘘つきな背中に噛み痕をアゲル。


「そんなに私が気に食わないの?」
私だって短気だし、も思ったことを我慢できるようなタイプではないからはっきり言わせてもらう。
スムージーを飲みながら、小さくて可愛い小動物みたいな美鈴ちゃんを見下ろす。

バス停前で、ショッピング帰りの御客が多い中で争うのは、賢明でないと美鈴ちゃんは判断したのだろう。

少し前を歩きだし、業者やトラックが出入りする裏の方へ歩き出す。
丁度トラックが納品するのだろう。止まっていた。
トラックの向こう側がスタッフの出入り口だから幹太が待っているはず。
もう少ししたら巴ちゃんも来てしまうかもしれない。


「貴方は、幹太さんが守ってあげないと生きていけないような、そんな弱い女性なんですか?」

きっぱりとそう言われたのが、ハーブが効いたスムージーと相極まって思わず噴き出してしまった。

「あはは。そんなに幹太が好きなんだ」

真っ直ぐにそう気持ちをぶつけられ、ただ私は正直な気持ちで笑ったんだけど、
それが美鈴ちゃんにはお気に召さなかったようだ。

「馬鹿にしないでください!」