16:25
17:00より早く叔母さんに上がらせて貰えた。
お母さんのお見舞いに行っておいでと。
今から行けば歩いて40分ぐらいだし、お義母さんに迷惑をかけないで早めに帰れるかもしれない。
スムージー片手にジーンズと青いセーターというラフな格好へ着替えてきょろきょろと表に回ってみる。
巴ちゃんの気配はしなかったので、そろそろと病院方向へ行こうとすると、一人の着物の女の子がこっちを凝視しているのに気づいてしまった。
見ている、じゃなくて凝視。
それどころか、憎い敵のように眉を吊り上げているような。
「私に何か言いたいことがあるの? 美鈴ちゃん」
はっきりそこまで敵視されるとなると、もう隠しようがない。
こっちだって、薄々気づいていたし。
「私を此処で待ってたっとか言わないよね?」
「待ってましたよ。でも裏口に幹太さんが居たからこっちにくると思って先回りしました」
裏口に?
もしや、昨日あんな事していおいて、送ってくれようと迎えに来たの?



