「お邪魔します」
靴を脱ぐと広がるシンプルな広い部屋。
黒に統一されている。
無駄ものはない気がする
それはとてもハルさんらしかった。
必要なものだけがある。
「広いですね」
「嗚呼、このマンション親父が経営してるマンションだからな」
「経営?」
「親父はホテルとかそういうの経営してる。アンタと初めて会ったときのホテルも親父だ。今は俺がオーナーだかな」
17歳でハルさんはホテルのオーナーなんて、
そういえばお金を私に言ったときもハルさんいたな。
「ソファー座るといい飲物とってくる」
そういうと冷蔵庫から水を持ってきてくれた。
「ありがとうございます」

