しばらくして落ち着いた私は乱れた制服を直した。 「助けてくれてありがとうございます」 「ああ」 「帰ります」 「こんな状態で帰せるわけない」 少し怒りの瞳で言われた……それほど体中打撲だらけなんだ。 そう思ってるとハルさんが私の顎をクイッと持ち上げる。 「なっ…なんですか」 「顔は殴られてないみたいだな」 「そう見たいです」 そう言ったきり私の顔から目を離さない。 「綺麗だな」 ぽつり呟くハルさん。 「え… 」 「なんでもない」 少し慌ててた様子だった。 どういう意味なのか。