「私も乗りたい」 何故かその視線が居たたまれなくて、リキさんたちに近づいた。 「え~ユノちゃん危ないって‼」 リキさんが近づく私を止める。 「女の子のユノちゃんにはバイクの練習は必要ないよ」 ”だから黙ってみてて”とあとに言葉が続くのだろう。 冷たい視線で見たあと、「外でやろうか」と下の人たちに告げる。 そして私を通り過ぎて外に行ってしまった。 ヒトリだ。 学校でも倉庫でも私の居場所はない。