学校帰り、リキさんと一緒に黒龍の倉庫に行った。



「女の子ってめんどくさいよね~」と扉前でボヤク




帰り際のことだろう。



今日は説得するのに時間がかかったらしい。
「りきったらぁ、今日は一緒にご飯いくって前から約束してたのにぃ」と朝ぼやいていたから
朝から断ったのだろう。




「大変ですね」



ココロにもないことを言った。




「思ってないくせに~」




倉庫に入れば、鋭い視線。
それは春から変わっていない。




「リキさんこんちわ~」

「ようよう~」




私には目を向けず挨拶もしない。



「今日もバイク練習見てください!」

「いいよ~俺暇だからね~」