私はハルさんの手を握り返した。



ハルさんの手は暖かい。私のココロも溶けるはずだ




「今日一緒に...」



目を逸らしながらいうハルさん




「なんですか?」

首を傾げて聞く




「何でもない、今日はもう12時過ぎてるから送る」

「ありがとうございます」






それから繁華街を通り、近くの本屋まで送ってもらった。



「今日は楽しかったです、ありがとうございました」

「こちらこそ、気をつけて帰れよ」













このとき鋭い目で誰かに見られてるなんて、知らずに