リキさんは不良集団のたまり場には彼女を連れて行かないらしい。


何度もお願いしても連れて行かない果てに
私がお願いされる始末。



断るわけにもいかず放課後リキさんのあとを尾行した。

尾行するのならあの単細胞なギャルにもできることだと思った
よほど人をつかって動かすのが悪趣味らしい。



なんせ一度ためしに尾行した挙句見つかって
もうこんなことしたらわかれるよとあのヘラヘラした顔で言われたという。


そもそもなんでリキさんがギャルと付き合ってるのかわからないが





リキさんとの距離を縮めることなく遠くなることもなく
案外すんなり尾行できた
難しいお願いだと思ったがそうでもなかったらしい。