「もあ先「なんでここにいるのよ」」


少し震えた声が、静かに響きわたる。




「泣いてるんですか」


「……」


「先輩」


「……」



「お弁当食べる時間無くなりますよ」



「…帰って」




「でも紗和先輩が…」



「紗和にもう少しで戻るって伝えといて」