「もあ先輩♪♪」
にこにことやってきたのは後輩の斗真くん。
何故か違う階のこの教室までやってくる。
友達からはもあのことが好きなんでしょ!とか茶化されたけど多分違う。
少しだけそうなのかなって思ったこともあるけど、何も話さず帰っていく背中を見たらそれが自意識過剰な考えだということはすぐ分かる。
「おはよう、宮田くん」
彼の名字だ。
「もーあー先輩!宮田じゃなくて斗真って呼んでくださいよぉ…」
あーもう。
何でこの後輩くんはこんなに"わんこ"なんだろう。
そんなにしゅんとされたら…
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