四人の姫


「…ユリちゃん、なんかあった?」

「へ?な、なんで?」

「だって、ボーッとしてたし」


ちっ近い!ユウの顔がどアップに!



そんなにボーッとしてたのかな?

もかして私、顔に出るタイプ?


「な、なんにもないよ?」

「ふーん…」


ユウには知られたくないし。


と、その時、後ろで扉の開く音がした。