四人の姫

「ユリ、大丈夫か?」

「へ?うん?」

何に対して声を掛けてくれたのかわからなかったので曖昧に返す。

すると、カイの眉間にシワがよった。


「そいえばどうしたの?カイが私の部屋来るなんて珍しいじゃん」

そういうとカイはニヤリと笑い、

「んだよ。カレシなのに用がないと来ちゃいけねぇのか?」


やけにカレシの部分を強調している。。


「…そ、そんなことないけど…てか私、カイがカレシだなんて認めてないから!」


いよっし!言った!言えたよ!
これで付きまとわれることも…



?!