-ガタッ
するといきなりカイが立ち上がった。
「カ、カイ?どこ行くの?」
恐る恐る聞いてみる。
「理事長んとこ行ってくる。」
「理事長?え、なんで?」
聞いてはみたものの、カイは答えずそのまま歩き出す。
すると
「カイ、俺も言った方がいいか?どうせまた、体育祭の件だろ?」
テツが意味深なことを言い出した。
「あぁ…今回はいい。」
「わかった」
短い会話だったけど、とっても気になる…。
「カイ!私は付いてくからね?」
気になるから絶対付いてくもん。
カイはしばらく黙っていたけど
「…勝手にしろ」
そういって再び歩き出した。

