中にはちょっと強面な若いおにーさんがいた。 どうやら、この人が今日、私を看てくれるお医者様みたい。 私がクルクル回る椅子に腰を下ろした時、カイが何やら親しげにおにーさんと話し出した。 「よう!カイト!久しぶりだなぁ?どうした?怪我でもしたんかー?」 「いや、今日は俺じゃねぇよ。海さん」 「へ?じゃあ、ここの可愛いお嬢さんが?」 「ああ。」 「えぇー!なになに?!カイトの彼女ー?俺めっちゃタイプ何ですけどー!」 「…」