四人の姫

言ったとたん、カイは少し驚いた顔をした。

-フワッ

え、、、ちょ、待って!!!

カイがいきなり抱きついて来たんですけどー???

どーすればいいの、あたし…。。

てゆか、カイ…めっちゃいいにおいするぅぅぅ!!!

これはヤバいです。。
よく考えてみたら、いつものクールなカイからは想像のできない行動…だよね?

私が一人でアタフタしていると、耳元から小さい声が漏れた


「…もっと頼れよ…ゴメンな、こんな傷…守ってやれなくて」

「へ?あー、大丈夫だよー?カイ~?」


五分くらいそうしてただろうか。

「ユリ、服着ろ。出掛けんぞ。」


え、どこに…?

私がキョトーンとしていると
カイがさっきまで私の着ていた服を手に取り、近づいてきた。


「自分で着れねぇのか?ニヤ」

「…ふぁい?!」