四人の姫


「…関係ねぇって、なんだよ?」

「えっ…?」


まさか、質問しかえされるなんて思ってもみなかった。

カイの真っ直ぐな視線とは違い、か細く、弱々しい声だった。


「え、だって、実際関係ないじゃん?私の問題だし。カイに話しても意味ないでしょう?ね?」

これ以上

触れないで…


ーお願いだからー