ダンデライオン

「君がアサちゃんと結婚を前提につきあっているって言う男なの!?」

忍兄ちゃんが朔太郎に質問をした。

彼の躰から放出されている圧力に、私は押しつぶされそうだ。

「はい、そうです!」

忍兄ちゃんの圧力に負けないと言うように、朔太郎が威勢のいい声で返事をした。

さすが、板前見習い!

また朔太郎に惚れてしまったのはここだけの秘密である。

「南田朔太郎と申します!

揚場(揚げ物を作る人)をしています!」

朔太郎が威勢のいい声で忍兄ちゃんに自己紹介をした。

「八束麻子さんとは結婚を前提におつきあいをしています!」

そう言った朔太郎に、
「なっ、あっ…あえっ!?」

忍兄ちゃんは訳がわからない言葉で驚いた。

何の呪文なのよ、それ。