ダンデライオン

だけど何も出てこなかった。

私は息を吐いた後、トイレから出た。

痛むお腹を手でさすりながら、私は自室へと向かっていた。

「それにしても、変な夢だったな…」

呟いた後、さっき見た夢を思い出していた。

今振り返って見ると、忍兄ちゃんはおじさんと似ているところがなかったな。

ゆるくパーマがかかった色素が薄い髪の毛と童顔はおばさん譲りだったし、華奢で高身長なところもおばさんの家系からの遺伝だった。

忍兄ちゃんが戻ってきてから、昔の夢ばっかり見ているような気がするな。

心の中で呟いた後、自室に入った。

「ヨイショ…」

痛むお腹に気を使いながら、私はまた横になった。

横になった後、私はさっき見た夢の続きの出来事を振り返った。