ダンデライオン

その内容を知ったのは、数日経った真夜中のことだった。

トイレに目を覚まして向かっていた廊下で、
「ええっ、忍くんが警察につかまった!?」

居間から聞こえたお父さんの驚いた声に、私は足を止めた。

えっ、どう言うこと?

「ちょっと、麻子と良太が起きちゃうじゃない」

お母さんの声も聞こえた。

忍兄ちゃんが警察につかまったって、何をしたの?

「隣町の不良グループとケンカをして、仲間たちと一緒に警察へ連行されたんですって」

お母さんがお父さんに説明をする。

私はその場で息を殺して、2人の会話に耳をすませた。

「な、仲間って、一体どう言うことなんだよ?」

お父さんは訳がわからないと言うように、お母さんに質問した。