ダンデライオン

浅井さんは驚いたと言うように、俺を見つめた。

「京都へ行くってことは、修業をしにってことだよね?」

そう聞いてきた浅井さんに、
「はい」

俺は首を縦に振ってうなずいた。

「京都にアサちゃんを連れて行こうと考えているんだ」

浅井さんの言葉に、
「それはまだ決まっていないです。

麻子には昨日事情を説明したばかりなので」

俺は言った。

「なるほど、アサちゃんの身に起こった出来事がわかったよ」

浅井さんは納得したと言うように首を縦に振ってうなずいた。

「えっ?」

ほとんど説明していない状態なのに、浅井さんに伝わったの?